□ はじめに
中学卒業、高校・高専進学、大学進学、就職やその先。
進路や将来について考える瞬間は、誰でもあると思います。
だけど、簡単に答えが出るものではないし、悩む人も多い気がします。
僕もなかなか自分の将来像が見えずに、進路選択では人よりも時間をかけてたくさん悩みました。
備忘録として3つの記事を通して、「将来を見つけるヒント」につながっていった過程を書いています。
#1 高専生活
#2 大学選びと専攻変更
#3 夢ややりたいことの見つけ方
ここでは、「高専生活 (#1)」について、
やっていた事と考えていた事を書いてみました。
□ 自己紹介
〇名前: Yuu
〇現在: 大学生
〇学歴: 高専 (電気系)
→ 長岡技術科学大学 (情報系) 3年次編入
〇趣味: 音楽と料理
〇編入学受験校:
・長岡技術科学大学 (国立)
・新潟大学 (国立)
・上智大学 (私立)
・ICU 国際基督教大学 (私立)
□ そもそも高専に進学した理由
だいたい高専に入学してくる人達は、工学系に興味があったり、就職に強い事や大学入学共通テストを回避して準学士(短大相当)まで取れる事、国立大学への編入学試験が多く受験できる事などに、魅力を感じて入ってくる事が多いと思います。
でも僕の場合、高専進学の理由は「校則が緩いから」という理由でした。
親に勧められて、冬休み前に仕方なく高専を見学に行ったら、自由な印象があって。
中学は校則が厳しくて居心地が悪かった事もあって、180度も違う環境が新鮮でした。
もう一つ進学理由を話すとしたら、「高専の学力試験が自分に有利な配点方式だったから」です。
僕が受けた時は、数学・理科・英語の配点が2倍、国語・社会はそのままという配点形式でした。
小さい頃から理系科目と英語は強くて、中学入ってからは、数学・理科・英語はクラスで一位とれる感じでした。
(田舎の中学だったから、めちゃくちゃ小規模校だったけれど。)
これに対して、社会と国語はクラスの下から数番目。
社会に関して言えば、中学3年生(公立高校受験間近)の時に模擬試験受けたら31点叩き出して、社会の先生からは、
「お前、こんなんでどうすんの。」って。
「いや、俺が聞きたいわ。」って話ですよね。
そんな偏った学力だったから、
高専の学力試験以上に自分の強みを生かせる試験はないと思って挑戦しました。
(ちなみに、高専の推薦入試は中学の先生方と仲が悪くて内申点が低かったので受けられなかった。あと、自分の学力で合格したいという気持ちが強かった。)
得意科目が重要視されていたので、高専の受験勉強は楽しかったです。
「お前、こんなんでどうすんの。」って言われた数日後に、高専の合格発表があったから、「やってやったわ」と思いました。
僕のいた中学の学力レベルはあまり高くなくて、数十年ぶりに高専進学者が出たようです。ある種の快挙でした。
「名前残してやったわ」と思いました。
高専落ちたら、ダメ元で県内で2番目に難関の公立高校受けるつもりだったので一安心でした。
□ 高専で興味が持てるものがなかった
僕が受験した時は、学科(全5学科)毎に募集がかかっていました。
とりあえず入れれば良かったので、例年の各学科毎の倍率傾向から一番倍率が低そうな電気系を受験しました。(実際一番低かった。)
結果、電気電子工学科に合格します。
でも、実際に高専で専門科目の授業が始まって、「あ、あんまり面白くないわ。」って感じる訳ですね。
「もしかしたら5年間のうちに興味を持てるようになるのかもしれない。」とも思ったけれど、時間が経ってもやっぱり、そもそも興味ない事は、時間が経っても興味を持てるようにはなりませんでした。
周りの人は、授業でやった事を好き嫌い関係なく、とりあえず時間をかけて勉強して覚えていたけれど、どうしても自分にはそれができなくて。
昔から、面白いと思ったものにはとことんのめり込むけど、興味のない事には時間をかけられなかったし、どれだけ時間をかけても身に付きませんでした。
(さっきの話。中学の時、国語と社会ができなかったのもそういう理由。)
昔も今も、好きじゃないものを無理に好きになる必要はないと思っています。
□ リスクが少ない成績を逆算して狙った
幸い、高専はちゃんと実験レポート出して試験を突破できていれば、ちゃんと成績が付いて進級ができる環境だったので、試験で点数を取る努力はしました。
試験内容を理解して試験に臨むのではなく、意味が分からないところは理解を諦めて、出題されそうな問いの解答の文章を丸暗記したり、
100%理解していないまま計算手順を記憶したりしていました。
1学科全体40人の中で、成績が上過ぎたら頭が良いと勘違いされて、変な期待をされてしまうし、下すぎると先生に目を付けられてしまうから、
半分より少し上の15位くらいが一番リスクが少ないと考えました。
それに、自分がやりたい事や将来が見えた時、成績が15位だったら、進学にしても就職にしても、あまりネックにはならないと思ったから。(実際後に受ける大学の面接でもネックにならずに突破できました。)
科目毎にだいたいの平均点を予想して、その平均点を少しだけ上回れば、おそらく成績は15位くらいになると思って、
その点数を取るためには、最短どれくらいの時間、どんな試験対策をすれば良いのか逆算しました。
最短ルートを考えて、結局試験対策を始めるのは、だいたいその試験当日の0時から(笑()。寝たらアウトでした。
そこから徹夜で理解や暗記をひたすら朝まで続けて、行きの電車の時間も、とにかく暗記にあてました。
(科目毎、事前にこんな対策しようというのは、ある程度決めておいた。)
授業なんてほとんど聞いていないのに、そんなだから、試験開始直前に「テストいけそう?」とか、ちょっと友達に話しかけられると全部忘れてしまいそうなくらい、試験はギリギリの勉強時間と記憶で臨んでいました。
試験解き終わった時には、もう何も覚えてませんでした(笑)。
だけど上手い具合に、成績は12位~18位くらいを行き来してました。
なんだかんだ、そうやって乗り越える試験は楽しかったです。
□ 授業中は将来何しようか考えてた
ちゃんと授業聞けって話なんだけれど、授業中は将来やりたいことを考えることがありました。
「何になりたいか」じゃなくて「何をしてみたいか」を考えていました。
後からいくらでも消せるから、できるできない関係なく、少しでもやりたいと思う事を、ノートに一つずつ書き出していきました。
気が付いたら、自分でも驚くくらい、メモ帳がびっしり埋まっていて。
(料理できるようになる、Instagramでお金稼ぐ、ブログ書いてお金稼ぐ、音楽でこんな活動してみるとか、いろいろ)
「医者とかエンジニアとか、なりたいものはなくても、やりたい事はたくさん持っていたんだ。」と自分でも気づきました。
「何になりたいか」を先に考えるんじゃなくて、「これがしたい」っていう考え方が、一番将来を見つけられるきっかけになると思いました。
授業中にそんな事やっていたから、時々あてられそうになると友達に「ヤバい、今どこ!?」とか聞いていました。
□ 卒業研究は目立ちたかった
高専3、4年生の時から、5年生の卒研発表を見る機会がありました。
「難しいしいテーマばかりを扱っていたから、後輩たちは理解できなくてあまり質問ができないし面白くない」ように僕は感じていました。
スマホいじって退屈そうにしている人も居て、ただ退屈な発表時間が続いていくような感覚でした。(先輩達に怒られそう。)
だから、自分の研究発表の時は後輩たちがちゃんと聞いて、突っ込んだり質問してくれるような内容にしたくて。
あと目立ちたかったので、みんなや先輩たちと同じようなことやっても、みんなの記憶に残らないと思って、電気系ではあまり扱われていないテーマで、誰でも理解して質問しやすい研究にしました。
大学受験の関係で時間があまり無かったこともあり、発表直前に被験者3人だけ集めて3日で測定しました。
3、4年生の前でした最終発表では、説明しない穴を作って後輩が質問を投げやすい発表にしました。
(結果、想定の2、3倍質問がきた。)
質問の時「一番後輩に手をあげさせる」っていうのが目標だったから、バッ!ってたくさん手が上がって、大満足でした。
(徹夜だったから具体的に何答えたかあまり記憶はないです。)
電気系らしくない内容の発表だったし、レベルも大丈夫かってくらい低かったので、「もっといろんな人にボロクソ言われるかな」と思っていましたが、
どういうわけか評価してくれる人もいて、個人的には満足でした。
「周りがこうだから自分も似たようなことをする」じゃなくて、「人とは違うけれど、自分はこうしたいからこうする」っていう行動も正解なんだなと感じました。
僕がやりたいように自由に研究させてくれた研究室の先生には頭が上がりません。
そして、結果的にストレートで高専を卒業しました。